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目次
はじめに
みなさんこんにちは。ナガと申します。
今回はですね12月14日より公開の映画『グリンチ』についてお話していこうと思います。
本記事では映画『グリンチ』の字幕と吹き替えのキャストや上映劇場の情報について書いていきます。
良かったら最後までお付き合いください。
そもそも映画『グリンチ』って?
グリンチはリメイクなの?
皆さんまず気になるのが、『グリンチ』ってどんな映画なの?という部分だと思います。
これです(笑)
映画『マスク』感がハンパないですよね。
実はそうなんです。
この2000年に公開された『グリンチ』にて主人公グリンチを演じているのは、ジム・キャリーなんですよ。
映画『マスク』の方は認知度が高いんですが、『グリンチ』の方は意外と知られていなくて、今回のアニメ版『グリンチ』がリメイクだということが意外と認知されていなくて驚きでした。
ちなみに2000年版の『グリンチ』の監督を務めたのは、あのロン・ハワード監督です。
また2018年に日本で公開された映画『ハンソロ』もロン・ハワード監督です。
最近は挑戦的な映画を撮るというよりは、現場をしっかりとコントロールして、安定したクオリティの映画を作り出せるタイプの監督だと思います。
ただかつては『グリンチ』のような映画も手掛けていたんだと思うと何だか面白いですよね。
イルミネーションスタジオって?
皆さんはイルミネーションスタジオってご存知ですか?
最近はTOHOシネマズが力を入れて宣伝をしたり、大阪のUSJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)でミニオンズのアトラクションが出来たこともあり、日本での認知度が高まっているように思います。
イルミネーションスタジオはUSJにミニオンズのアトラクションが作られたことからも分かる通りで、ユニバーサルスタジオの子会社になります。
2010年に『怪盗グルーの月泥棒』という作品を製作し、世界興行収入5億ドルを超える大ヒットを記録し、一気に軌道に乗ります。
その後も怪盗グルーシリーズを製作していき、2015年公開の『ミニオンズ』が世界興行収入10億ドルに迫る特大ヒットを記録します。
その後怪盗グルーシリーズ以外の作品も積極的に製作するようになり、アニメーションスタジオとしての評価を確立していきます。
2016年公開の『ペット』、2017年公開の『シング』が共に大ヒットを記録し、高い評価を獲得しました。
そんなイルミネーションスタジオのアニメーション製作の特徴は何と言っても、キャストとキャラクターの関係性にあります。
日本のアニメーションでは、基本的にアニメーション映像をある程度完成させて、その絵に合わせて声をアフレコしていくことになるわけですが、イルミネーションスタジオはそれが逆なんです。
最初にキャストがセリフを自分のスタイルで録音しておいて、その声のトーンや質に合わせてキャラクター)の表情や口の動かし方を柔軟に作り上げていくんですよ。
そんなイルミネーションスタジオが2018年の冬に満を持して送り出すのが映画『グリンチ』ということになるわけです。
既に公開されている北米では、2017年公開の『シング』比で200%近い出だしになっていて、イルミネーションスタジオ製作作品のオープニングとしては第4位の成績となっています。
イルミネーションスタジオ北米オープニング興行収入ランキング
- 『ペット』
- 『ミニオンズ』
- 『怪盗グルーのミニオン大脱走』
- 『グリンチ』
ぜひぜひ日本で公開された暁には劇場でご覧になって見てください。
詳しい映画情報は公式サイトの方もご参照ください。
映画『グリンチ』吹き替え版とキャストについて!
まずは映画『グリンチ』の吹き替え版についてお話していこうと思います。
グリンチ吹き替えキャスト陣( https://natalie.mu/eiga/news/299422より引用)
グリンチ:大泉洋
主人公のグリンチの声優を担当したのは、大泉洋さんです。
日本で屈指の演技力を有した個性は俳優の彼ですが、実は声優経験も非常に豊富なんですよ。
ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』などにも出演していました。
ゲーム『レイトン教授』シリーズではお馴染みですし、近年は細田守監督の『バケモノの子』なんかにも声優として出演されていました。
ボイスアクトに関しては非常に安定感があり、普段は字幕派の当ブログ管理人でも吹き替え版を見ても良いかなと思わせてくれるくらいには素晴らしいです。
加えて、個性的なキャラクターを持っている彼はコメディタッチの演技が抜群に巧くて、そういう意味ではグリンチのようなキャラクターには適任だと思います。
吹き替えを担当した大泉さんは今作についてこう語っておられました。
「とにかく本当に細かい。彼(ベネディクト・カンバーバッチ)の演技と少しでもズレるとダメ出しなんです。擬音も一文字合っていなくてもやり直し。そんなのカンバーバッチさんの使えばいいでしょ。普通は合わない。スローの世界ですよ。ここまで大変ならやらなかった」
先ほども述べたように、イルミネーションスタジオはボイスアクトとキャラクターの表情や口の動きが最高水準でマッチしたアニメーションにこだわりを持つスタジオです。
だからこそ吹き替え版の声優とあれど、キャラクターの口の動きにあったセリフを適切なタイミングで、適切な声量とトーンで発することができるかどうかは重視されるんだと思います。
そんな厳しい収録を経て、一体大泉洋さんはグリンチをどう演じたのか?
劇場で吹き替え版を鑑賞して、ぜひとも拝見したいところです。
シンディー・ルー:横溝菜帆
クリスマスを心待ちにする村の少女であるシンディー・ルーを演じるのは子役の横溝菜帆さんです。
当ブログ管理人としてはドラマ『義母と娘のブルース』に出てた子だ・・・くらいの印象です。
吹き替え版本編映像
巧すぎますね。
過剰に演じているという印象も無く、それでいて子供らしさもきちんとキャラクターの表情に乗せることができています。
吹き替えや声優の経験をある程度持っている大泉洋さんでもってしても「厳しい」と感じさせられた、収録を乗り越えることができただけあって、さすがのクオリティだと感じました。
ブリクルバウム:秋山竜次
秋山さんって「演じる」ということに関して言うならば、非常に長けていて、現在YouTubeでは彼がいろいろな職業の「それっぽい人」になりきるコントチャンネルが大人気です。
雰囲気を纏うのも上手いんですが、声の作り方や出し方がとにかく絶妙で、聞いているだけで彼の世界観に引き込まれていくような不思議な魅力が備わっています。
今回彼が演じたブリクルバウムはグリンチのことを親友だと思っているクリスマスが大好きなおじさんで、まさに秋山さんにうってつけのキャラクターと言えるでしょう。
また秋山さんは収録を振り返って、こう語っています。
秋山は「とにかく笑うキャラです。セリフの隙間全部に笑い声を挟みました。こんなに入れていいのかっていうくらい隙間に笑い声を挟みました」とアフレコを振り返っている。
一体どんな仕上がりになっているのか、ワクワクしますよね!
当ブログ管理人は秋山さんが大好きなので、彼の演技を見るために吹き替え版を見に行くことを決意しました(笑)
ドナ:杏
シンディー・ルーの母親であるドナを演じているのが、杏さんですね。
彼女はアニメ映画の『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』で主演声優を務めていたのが印象的でした。
女性らしさの中に1本芯の通った強さを感じさせる印象的なボイスアクトは作品を見て以来、忘れられません。
吹き替えとしては、リドリースコット監督の『エクソダス:神と王』で一度挑戦したことがあるようです。
久しぶりの洋画吹き替え挑戦で、女優としてまた声優としての成長を見せられるのかに注目が集まります。
ナレーター:宮野真守
「顔がうるさい系声優」の宮野真守さんが映画『グリンチ』のナレーターを担当されます。
昨日シリーズ第2作が公開された『ファンタスティックビースト』シリーズなんかでも吹き替えを担当している宮野さんですから、ここに関してはまず心配無用でしょう。
宮野さんのファンだから『グリンチ』の吹き替えを見ようという方も少なからずいらっしゃることでしょう。
映画『グリンチ』字幕版とキャストについて
グリンチ:ベネディクト・カンバーバッチ
日本でも女性から大人気の英国人俳優ベネディクト・カンバーバッチが本作のグリンチを演じます。
MCUのドクターストレンジや海外ドラマ『シャーロック』のイメージが最近は強いのですが、一体どんなボイスアクトを披露しているんでしょう・・・。
海外版予告編
コミカルさと絶妙なひねくれ具合が、声からも滲み出ていて、さすがの演技だと予告編だけで感心してしまいました。
日本ではあまり知られていませんが、実は『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』で吹き替えに挑戦していた経験もあるんですよね。
ベネ様の声が聴けるなら・・・という理由で字幕版の鑑賞を選ぶのも、もちろんアリだと個人的には思いますよ。
ぜひぜひベネディクト・カンバーバッチのグリンチを劇場で体感してみてください。
その他の字幕版キャスト
・シンディー・ルー:キャメロン・シーリー
今年日本で大きな話題になった映画『グレイテストショーマン』でP・T・バーナムの次女ヘレンを演じました。
右側がキャメロン・シーリーです。 (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
天使のようなルックスからは天使のボイスが出るようです(笑)
・ブリクルバウム:ケナン・トンプソン
ソニーアニメーションの映画『スマーフ』シリーズで声優として出演しています。
俳優でありながら、コメディアンとしても活動していて、コミカルな演技には非常に長けています。
・ドナ:ラシダ・ジョーンズ
女優としてだけでなく、脚本を手掛けることもあるなどマルチな才能を魅せる女優。
日本でも映画『セレステ&ジェシー』の公開を機に知名度が上昇した。
・ナレーター – ファレル・ウィリアムス
ミュージシャン、音楽プロデューサーとして活動する人物。
2013年の『怪盗グルーのミニオン危機一発』の音楽を担当したという経歴も持っており、久々のイルミネーションスタジオとのタッグとなる。
字幕版の上映が少ない?『グリンチ』上映劇場をご紹介
冬休み公開のアニメ映画ということで、必然的に字幕版の上映は少なめ、吹き替え版の上映が多めというのが例年の傾向ですが、映画『グリンチ』はどうなっているのでしょうか?
東京首都圏
- TOHOシネマズ新宿:字幕版5回+吹き替え版4回
- TOHOシネマズ日本橋:字幕版4回+吹き替え版6回
- シネマサンシャイン平和島:吹き替え版5回
- Tジョイ品川:吹き替え8回
- 池袋HUMAXシネマズ:字幕3回+吹き替え3回
- TOHOシネマズ日比谷:吹き替え版4回+字幕版6回
さて、注目したいのは何と言っても圧倒的な吹き替え版の多さです。
こんな状態ですので、吹き替え版を見たいという方はあまり気にすることなく劇場に足を運ぶと良いと思います。
そう考えた時に先ほど出した6つの映画館から読み取れる傾向が、おそらく全国的に役立つのではないかと思われます。
TOHOシネマズはイルミネーションスタジオとコラボしているので字幕版も手厚く上映している!!
これなんですよ。
ここを押さえておくと、字幕版を見たいと思った時は、とりあえずTOHOシネマズに向かえば、間違いないだろうと見込みを立てることができます。
TOHOシネマズ新宿が特に顕著なんですが、『グリンチ』の字幕版の上映は、比較的レイトショー寄りの遅い時間ないしレイトショーに集中している傾向があります。
この辺りに注意しておくと、『グリンチ』の字幕版をスムーズに鑑賞できるかと思います。
大阪・関西圏
- TOHOシネマズ梅田:字幕2回+吹き替え6回
- TOHOシネマズなんば:字幕2回+吹き替え6回
- なんばパークスシネマ:吹き替え7回
- 大阪ステーションシネマ:吹き替え6回
- 109シネマズエキスポシティ:吹き替え6回
- 梅田ブルク7:吹き替え5回
毎度のことながらの字幕上映の回数の少なさです。
そしてやはり字幕を扱ってくれているのは、TOHOシネマズということになりますね。
ただ首都圏と比べても圧倒的に回数が少ないので、座席が争奪戦になることが予想されます。
イオンシネマ系列について
地方にはイオンシネマしか映画館がないよ!!なんて地域もあると思います。
いくつかイオンシネマの上映情報も調べてみました。
- イオンシネマ桂川(京都):吹き替え7回
- イオンシネマ広島:吹き替え6回
- イオンシネマ福岡:吹き替え6回
- イオンシネマ高松東(香川):吹き替え5回
- イオンシネマ名取(宮城):吹き替え6回
- イオンシネマ小樽(北海道)」吹き替え5回
他にも30劇場くらいの上映スケジュールを確認してみましたが、イオンシネマ系列で字幕版を上映する劇場は、当ブログ管理人が見た中では発見できませんでした。
自分の行動圏内にイオンシネマ系列しかない場合だと、少し字幕版の鑑賞は厳しくなるかもしれませんね。
おわりに
今回は映画『グリンチ』の字幕版と吹き替え版についてのお話と、劇場情報についても書いてきました。
皆さまが明日以降本作を鑑賞する上で、少しでも参考になれば、幸いです。
ぜひぜひ劇場でご覧になって見てください。
そして当ブログ管理人同様の字幕鑑賞派の方!!
また、当ブログでは映画『グリンチ』の感想記事も書いております。
良かったら参考にしてみてね!
今回も読んでくださった方ありがとうございました。