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目次
はじめに
みなさんこんにちは。ナガと申します。
今回はですね映画『シュガーラッシュ2』についてお話していこうと思います。
本記事は一部ネタバレになるような要素を含む作品のオマージュや小ネタについての解説記事になります。
良かったら最後までお付き合いください。
映画『シュガーラッシュ2』のオマージュや小ネタを徹底解説
前作『シュガーラッシュ』は、ゲームの中の世界の物語ということでゲームにちなんだオマージュや小ネタがたくさん登場していました。
日本初のゲームキャラクターのカメオ出演も多数あったので、非常に楽しめましたよね。
そして続編となる映画『シュガーラッシュ2』はラルフとヴァネロペがインターネットの世界に突入するということで、より幅広いサブカルチャー要素が盛り込まれた映画になっています。
ここからはそんな本作のオマージュや小ネタについて徹底的に語っていきたいと思います。
ディズニープリンセスたちが勢ぞろい?
『シュガーラッシュ2』のプリンセスたち (C)2018 Disney. All Rights Reserved.
映画『シュガーラッシュ2』の公開に際して大きな話題になっているのが、何と言ってもディズニープリンセスたちの大集合ですよね。
本作劇中の「Oh! My Disney」にて、これまでのディズニーアニメーションに出演してきたプリンセスたちが登場します。
正直当ブログ管理人は、1人2人ほど名前が出てこなかったプリンセスもいます(笑)
今回はそんなプリンセスたちを復習がてがご紹介していきましょう。
白雪姫(映画『白雪姫』より)
実はディズニーが最初に製作した長編映画がこの『白雪姫』なんですよね。
毒リンゴを食べて、永遠の眠りについてしまうんですが、王子が白雪姫の姿を見つけ出し、口づけを交わすことで目を覚ますという、おそらく誰もが知っている物語ですよね。
ディズニープリンセス映画の古典的な作品ですし、ストーリー的に見ても「王子様が迎えに来る」というステレオタイプ的な内容です。
『シンデレラ』(映画『シンデレラ』より)
シャルル・ペローの『灰かぶり姫』を原作にディズニーが長年構想し続け、第2次世界大戦後の1950年に公開したアニメーション映画ですね。
興行的に不振が続いていたディズニーを救った作品でもありますし、本作を代表する挿入歌『ビビディ・バビディ・ブー』はアカデミー賞にもノミネートされました。
ちなみに『シンデレラ』は実写版も製作されています。
「12時になったら魔法は解ける」、カボチャの馬車、ガラスの靴など挙げていけばキリがないんですが、たくさんの有名なモチーフが登場する作品ですね。
また「シンデレラシンドローム」という言葉もあるように、「王子様の到来を夢見て待つ女性」の典型のように捉えられていて、クラシックディズニープリンセスの代表とも言える存在でしょう。
オーロラ姫(映画『眠れる森の美女』より)
これも古き良きディズニーアニメーション映画の典型ですよね。
ただ面白いのが、実は『眠れる森の美女』って公開当時は大コケしたんですよ。それこそ制作費を回収できないほどの成績に留まってしまいました。
その後徐々に評価を高めていき、作品自体の認知度も高まってきました。
魔女の呪いによって眠り続け、死の運命が宿命づけられた姫が、助けに来た王子のキスにより目覚めるというこれまた典型的なストーリーですね。
ちなみに魔女の視点でリメイクされた実写映画『マレフィセント』も公開されています。
アリエル(『リトルマーメイド』より引用)
これは賛否あるディズニー作品ですよね・・・。
というのもアンデルセンの『人魚姫』を原作にしているんですが、ラストで真逆のことが起きてしまうんですよね。
確かにディズニーアニメーションであの原作通りのラストをやってしまうと、子供が泣いてしまいますから難しいのは分かりますが、やはり賛否は別れるでしょうね。
人魚姫のアリエルが、地上の王子エリックに一目惚れを̪し、いつしか人間に憧れるようになるというストーリーは皆さんご存知でしょう。
ベル(『美女と野獣』より引用)
なんとこのアニメ『美女と野獣』はアニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品なんですよ。
村の少女ベルが、父を助けに向かった森の中の城で出会った野獣に心惹かれていくという物語になっていて、見た目の美醜を超えて結びつく愛の形を描きました。
2017年に本作は実写映画も作成され、ベルをエマ・ワトソンが演じました。
ちなみにラストで野獣がイケメン王子に戻ってしまうことに違和感を感じたギレルモ・デル・トロ監督が『シェイプ・オブ・ウォーター』を製作し、同作品でアカデミー賞作品賞を受賞しています。
ジャスミン(『アラジン』より引用)
同作の名曲である『ホール・ニュー・ワールド』はアカデミー歌曲賞を受賞したことでも知られています。
当ブログ管理人がディズニーアニメーションで好きなシーンを挙げてと言われたら、本作のアラジンとジャスミンが絨毯で世界を旅するシーンは間違いなく挙げますね。
プリンセス像という意味では、王子様との結婚ではなく自分らしい道を選ぶという点で、これまでのプリンセスたちとは一線を画していますし、ディズニーが新しい道を模索し始めたことが伺える1作になっています。
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ポカホンタス(『ポカホンタス』より引用)
当ブログ管理人が知っているのは、この作品がこれまでのプリンセス映画とは一線を画した内容であるということです。
異人種間の恋愛(先住民とイギリス人)を題材にしており、なおかつラストでプリンセスが王子様ポジションの男性と結ばれないという驚きの展開が待ち受けているのです。
『シュガーラッシュ2』を見てから、一度本作についてはきちんと見ておかないとなと思わされました。
ティアナ(『プリンセスと魔法のキス』より)
『カエルになったお姫様』という小説を原作にしており、カエルの姿に変えられた王子にキスをしたティアナが自分もカエルの姿になってしまうところから物語が始まります。
一応はディズニーアニメーションの王道ストーリーなんですが、プリンセスの物語であると同時に、王子の成長譚でもあるというところが新しい映画ですよね。
今回『シュガーラッシュ2』に登場するプリンセスの中では比較的知名度が低いのではないかと思います。
この機会にぜひぜひチェックしてみてくださいね。
ラプンツェル(『塔の上のラプンツェル』より)
邦題を聞くと、ディズニーがクラシカルなアニメ映画を作ったんじゃないかと勘違いしちゃいますよね。
海外版のポスターを見てみると、こうなっているんです。
ラプンツェルって強い男性に守ってもらうタイプの典型的なプリンセスに見せかけて、ゴリゴリの肉体派ヒロインなんですよね。
まさにディズニーアニメーションが新しい時代のプリンセス映画を作ろうとしていることが強く感じられる作品になっています。
メリダ(『メリダとおそろしの森』より)
非常にダークな雰囲気で、とてもプリンセス映画には見えない1作なんですが、内容も怖いんですよね・・・。
ディズニーアニメーション初の女性を主人公にした映画ということで話題を集めたんですが、如何せん暗い上に怖い・・・。(何回言ってんだ・・・。)
さらにこの『メリダとおそろしの森』が公開され、その内容に多くの謎が仄めかされていたことによりディズニープリンセス映画が1つの世界線に集約されるのではないかという都市伝説も巻き起こりました。
アナ&エルサ(『アナと雪の女王』より)
その魅力的な主題歌や挿入歌が注目を集め、世界中で大ヒットしたディズニー映画です。
とにかく女性プリンセスを主人公に据え、彼女たちが「自分らしく」生きていこうとする力強い姿を描いたという点で、近年のディズニー映画を代表する作品とも言えますね。
モアナ(『モアナと伝説の海』より)
こちらも女性プリンセスを主役に据え、彼女が世界を救うために旅をする映画を描きました。
プリンセス映画ながら、もはや恋愛の香りがほとんどしないというディズニー映画としては珍しい内容だったように思います。
フィジー、サモア、タヒチといった国々の民俗や伝承を元に作られていて、映像面も非常に楽しめますし、また主題歌、挿入歌も抜群に素晴らしいので、ぜひぜひご覧になって見てください。
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他にも登場したディズニー作品のオマージュ?
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ここまではディズニープリンセスについてお話してきましたが、実は『シュガーラッシュ2』には、他にも多くのディズニー作品のオマージュが存在しています。
『スターウォーズ』
今やディズニー映画になった『スターウォーズ』ということもあり、『シュガーラッシュ2』にも大盤振る舞いでカメオ出演しておりました。
タイファイター、ミレニアムファルコン、デススターといった印象的なオブジェやC-3POやR2-D2といったマシンたちも登場していましたね。
またヴァネロペをストームトルーパーたちが追いかけるシーンもありました。(さらに言うとコードがFN-3181)
ちなみにマイケル・ジアッチーノというのは、ディズニー&ピクサー映画の多くで劇伴音楽を担当してこられた方で、『カールじいさんの空飛ぶ家』ではアカデミー作曲賞を受賞しています。
『ベイマックス』
上記の場面でも向かって左端に『ベイマックス』の広告が表示されているんですが、他にもキャスおばさんが『シュガーラッシュ2』の世界に紛れ込んでいます。
映りこむキャスおばさん (C)2018 Disney. All Rights Reserved.
これは意外と分かりにくいというか、見逃してしまいそうなオマージュネタですよね。
アラジンのランプ
これも気がつくと非常に面白い小ネタですね。
冒頭に登場するeBayのシーンで、ヴァネロペたちはゲーム「シュガーラッシュ」用のハンドルを探していましたが、そこで映画『アラジン』に登場する魔法のランプが映りこんでいました。
ただ後のプリンセス大集合のシーンではジャスミンはちゃんとランプを持っているんですよね・・・。
自分のモチーフで攻撃態勢に入るプリンセスたち (C)2018 Disney. All Rights Reserved.
いろいろと想像が膨らむ小ネタですね。
『ズートピア』
映画『シュガーラッシュ2』は監督・脚本が『ズートピア』と共通しているので、オマージュやカメオ出演は当然あるだろうと期待しておりました。
メインキャラクターであったニックはもちろん登場しておりましたが、『ゴッドファーザー』のオマージュとして『スートピア』に登場していたミスタービッグも主演しているんですよね。
ぜひぜひ2つのキャラクターを探してみてください。
他にもいろんな小ネタが?
まあとにかく小ネタは山のようにありました。
- 『アナと雪の女王』
- 『キングコング』
- 『ハリーポッター』
- 『ダンボ』
- 『くまのプーさん』
- 『アイアンマン』
- 『キャプテンアメリカ』
- 『ソー』
- 『トイストーリー』
- 『アーロと少年』
- 『ガーディアンズオブザギャラクシー』
- 『ララランド』
- スタン・リー
何とも面白いのが、映画『シュガーラッシュ』のラルフって、元々は日本の「ドンキーコング」の影響を受けていると言われています。
そして「ドンキーコング」が影響を受けたのが、元々は『キングコング』ということになります。
当ブログ管理人が拾ったもの以外にもまだまだたくさんの小ネタやオマージュが隠されていると思いますので、ぜひぜひ探してみてくださいね。
また、エンドロールの後に登場する「予告編にはあったシーンがなかった!」というセリフはディズニーの自虐ネタです(笑)
MCUやスターウォーズでは特になんですが、ディズニーはネタバレを防止するために予告編に本編には使わないカットを入れてるんです。
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実在の企業も出演?
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日本でも『TIGER&BUNNY』というアニメ作品でフィクションの世界の中に実名の企業が多数出演したということがありましたが、『シュガーラッシュ2』でも同じ現象が起こっています。
- eBay
- Amazon
- IMDb
- Youtube
- SnapChat
他にもたくさんの企業が『シュガーラッシュ2』に出演していますが、代表的なところをあげていくとこんな感じになるでしょうか。
こういう自分たちの身近になるサービスや企業がフィクションの世界にも同じようになるというのは、なんだかおもしろい企画だと思いました。
ピクサーの「あれ」を探せ?
ピクサー映画といえば「A113」という謎の暗号ですよね。
実は、A113という暗号は、カリフォルニア芸術大学の教室番号を指しているそうなんですよ。
初年度にグラフィックデザインとキャラクターアニメーションを学ぶ教室の番号がこの「A113」でして、ピクサーやディズニーのアニメーターが作品作りを学んだ教室であると言われています。
今回の『シュガーラッシュ2』のどこに「A113」が登場するのかに注目してみてみてくださいね。
おわりに
今回は映画『シュガーラッシュ2』についてお話してきました。
とりわけ本記事ではオマージュや小ネタ、カメオ出演についての問い合わせでした。
ラルフとヴァネロペがインターネットの世界に突入するということで、非常に多様なサブカルやアプリ、サイトが数え切れないほどに描かれているのが、驚きでした。
再度掲載になりますが、キャスト等の情報が知りたいという方は以下のリンクからどうぞ!
今回も読んでくださった方ありがとうございました。
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