目次
はじめに
みなさんこんにちは。ナガと申します。
今回はですね当ブログ管理人が辛い時や落ち込んだ時によく見ている映画を10作品ご紹介してみたいと思います。
なぜ急にこんな記事を書いているのかというと、当ブログ管理人がやっているとあるサービスがきっかけです。当ブログでは細々と「映画おすすめサービス」をやっているんですが、皆さんご存知でしょうか?以下に一応リンクも掲載しておきますね。
このサービスは6月の中旬ごろから始めたんですか、そこそこ反響がありまして、このブログの読者さんからメールをいただいております。
その中ですごく多いのが、「今すごく落ち込んでいるんですが前向きになれる映画ってありませんか?」や「今悩んでいるんですが、そこから抜け出す勇気をもらえる映画はありませんか?」や「映画のキャラクターに共感的になれ、辛い気持ちが晴れるような映画はないですか?」といったご要望なんですよね。
そういうご要望を多く受けたので、今回は思い切って当ブログ管理人が辛い時、落ち込んだ時に勇気をもらえた映画をブログで紹介してみようと思いました。
良かったら最後までお付き合いください。
辛い時、落ち込んだ時に勇気をもらえた映画10選
人生はビギナーズ
部屋で1人でいると無性に「孤独」を感じることってないですか?おそらく皆さん経験があると思います。私はそういう時に決まってこの映画を見ますね。『20センチュリーウーマン』などでも知られるマイクミルズ監督の半自伝的映画で主演はユアンマクレガーです。
この映画の何に励まされるのかというと、「孤独」に対する肯定感なんですよね。主人公のオリバーは、自分の父親が死に瀕して、ゲイであることと男性の恋人がいることを明らかにしたために、父の母に対する愛に懐疑的な視点を持つようになります。それと同時に、その父と同じ血が流れる自分もまた誰も愛することが出来ない人間なのではないかと疑ってしまい、他人との関わりを断つようになります。そんな時にアナという女性と出会い、心惹かれるのですが、そんな自分への疑いが関係の発展を妨害します。
人間って時々「孤独」を選びたくなる時がありますよね。飲み会に誘われているけど、今日は1人で家で映画を見たい、そんな時があります。それが間違いなのかというと、決してそうではないと思うんです。
『人生はビギナーズ』という映画は、「孤独」をむしろ肯定的に捉え、「孤独」に慣れることを否定的に描いています。「孤独」を感じられるからこそ人間は他人と繋がりたいと願うのであるし、人と関わろうとするわけで、それを感じなくなってしまったら最後です。
だからこそこの映画を落ち込んでいる時や、人間関係に悩んで「孤独」を感じる日に見ると、今自分が過ごしているこの時間もまた自分にとって意味があるんだと前向きにとらえられるようになります。だからこそ私はこの映画を見るといつも励まされますね。
ブレイブストーリー
このタイトルを聞いて懐かしいなぁと感じた方は多分ですが、当ブログ管理人と同世代ですね。小学生の頃に見たこの映画は、今の今まで本当に忘れられない作品になっています。
小学生の頃にこの映画から受け取った勇気とメッセージは今も変わらずに私の中にありますし、自分が生きる上で大切なものになりました。この映画の素晴らしさがどこにあるのだろうかと考えてみますと、それはやっぱり直球ど真ん中のメッセージなんだと思います。
運命は誰かの力で変えてもらうものではなく、自分の力で変えるものであるということ。「真の勇気」とは運命を受け入れる勇気であるということ。
シンプルですが、その力強い言葉に私は何度励まされてきたことでしょう。自分がどんなに辛い状況に置かれていても、この映画を見たら、そんなつらい状況でさえも受け止めて、前を向くことが出来ました。
子供向けのアニメ映画ではあるのですが、この作品が描いている内容は全ての人に勇気を与えてくれるものだと思っています。良かったらご覧になってみてください。
ハルチカ
辛い時や落ち込んでいる時ってどうしても下を向いて視野が狭くなりがちです。そういう時って、自分のことしか見えなくなって周りが見えなくなってしまいます。すると自分には支えてくれる人なんていないし、1人なんだと余計に闇が深くなってしまうと思うんです。
そういう時にこの『ハルチカ』という映画を見ると、顔を上げて視野が広がり、そして自分を支えてくれる人の存在に改めて気がつかされるんですよ。
人間誰しも上手くいかないことはありますし、落ち込むこともあります。そんな時にこの作品に登場する吹奏楽部顧問の草壁先生の言葉は胸に刺さります。
「君たちがこれから経験する世界は美しい。しかし、同時にさまざまな困難に直面するし、不条理にも満ちている。そんな時は顔を上げてみて欲しい。君は1人じゃないんだって分かって欲しい。」
そして映画『ハルチカ』の最高のグランドフィナーレ。このシークエンスに何度心が救われたか・・・。
パンチドランクラブ
『ゼアウィルビーブラッド』や『マグノリア』の監督として知られるポールトーマスアンダーソン監督の作品です。彼の他の作品と比べると非常に分かりやすい映画ですが、何度見ても最高ですね。
この映画って見終わった後に不思議な爽快感があるんですよ。かんしゃくもちで精神病気味の主人公バリーが突然「パンチドランク」のようにリナという女性と恋に落ちるんです。しかし時を同じくして、悪徳業者から嫌がらせを受けるようになり、彼はそれに抵抗することもままならず、逃げるばかりです。
それでも彼は1つだけどうしても超えられたくないラインがありました。それはリナを傷つけられることでした。悪徳業者たちは不幸にもそのラインを踏み越えてしまいます。それに激怒したバリーの衝動に身を任せた行動に最高に爽やかな気分になります。
自分が何かに悩んでいる時にこの映画を見ると、そんな悩みが音を立ててぶっ壊れていくような爽快感があります。
SOMEWHERE
ハリウッドスターとなり華やかな生活を送るも、どこかで空虚さを感じていたジョニーマルコは、前妻との間に生まれた娘のクレオを突然預かることとなります。無邪気で純粋なクレオとの時間が、彼のくたびれた人生に少しずつ光を取り戻していきます。
娘のクレオを演じているのがエルファニングなんですが、もうソフィアコッポラ監督は女性をフィルムに収めるのが最高に上手い監督です。この映画を見ていると、思わず自分をジョニーマルコに重ねてしまいますし、思わず自分がエルファニングと一緒に過ごしているような気分になれます。
大きな展開がある映画ではなく、淡々としていますが、まさに「エルファニング」と過ごせる時間を提供してくれる映画で、落ち込んでいる時に見るとすごく気分が和らぎます。
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フットルース
ちょっと好みは別れるかもしれませんが、この映画も僕自身すごく勇気づけられた映画です。
アメリカのロックやダンスといった娯楽が禁止された田舎町で閉塞感と停滞感を感じながら生きる毎日。そんなルールに猛反発し、ダンスとロックで社会に痛烈な一撃を加えていく、主人公たちの姿にすごく勇気づけられます。
何者にもなれないかもしれない、この閉塞した街で一生を終えるのかもしれないという漠然とした不安を吹き飛ばす爽快感が堪りません。無鉄砲でとんでもない展開をする映画ですが、自分が落ち込んでいる時に見るとその清々しいまでに突き抜けた主人公たちの行動に勇気づけられますね。
キッズリターン
この映画は本当にラストシーンは間では普通に良く出来た、落ちこぼれが成り上がって結局失敗してしまうという北野武映画なんですが、もうこの映画のラストシーンは本当に凄い。このラストシーンがあったからこそこの作品は伝説として語り継がれているんでしょうね。
ただラストシーンは人によって見方が分かれるので、このラストシーンに必ずしも励まされるとは限らないかとは思います。私はこの映画のラストシーンに人間の底力の様なものを見ました。
人間って誰しも現実に打ちひしがれて、敗北感を味わうことがあると思うんです。ただそういう時に虚勢でもなんでも張って笑い飛ばすことが出来たなら、また終わっていないと思うんです。それこそが人間の真の強さです。
だからこそ私も落ち込んだときにこの映画を見て、自分の今の状況を笑い飛ばしてみるんですよ。強がりかもしれないし、虚勢を張っているだけなのかもしれません。でもこうして笑えているうちは、まだ自分は頑張れるんだと思えますし、気持ちが楽になりますね。
シングストリート
この映画は先ほど紹介した『フットルース』に似ている部分も多いですね。ダブリンの片田舎でクソみたいな現実に耐える主人公たちが音楽と恋の力で、その閉塞感を打破し、自らの手で運命を切り開こうとする青春映画です。
どんなに現実がクソでも前に進むしかねえ!!という若さと勢いに身を任せたドストレートな言葉に思わずハッとさせられます。
この映画を見ていると、「そうだ俺はジェットストリームだ。ファッキンジェットストリームだ!!」自分ならこのクソな現状を飛び出して、何かを成し遂げられるんだ!!って柄にもなく信じられてしまう。
やっぱりシングストリートは最高だぜ!!
ぐるりのこと
自分が辛い時って、同じように辛い境遇にある登場人物に思わず感情移入してしまいます。映画『ぐるりのこと』ってやっぱりいつ見ても素晴らしい映画なんですが、そういう時に見ると、普段の3倍くらい刺さります。
とある夫婦の崩壊と再生を描いた橋口監督の作品ですが、やっぱり何度見てもその崩壊の様が苦しいですし、だからこそ終盤に向けて少しずつ光を取り戻していく姿に、自分も希望を見るんですよね。
辛いときは思いっきり笑える映画を見たい!!と思う方もいるでしょうが、自分はやっぱり自分と同じように悩み苦しむ人が出てくる映画が自分に寄り添ってくれるような感じがして好きですね。
そしてこの『ぐるりのこと』のように、何かが大きく変わるわけではないけれども、確かに少しずつ光は見えてくるし、前に進んでいるという小さな再生に描いた作品にとても弱いです。
新学期操行ゼロ
ジャンヴィゴ監督が天才であると一目でわかってしまう最高の映画ですね。こんなに子供たちのエネルギーが漲っている映画って他に見たことがないです。(強いて言うなら相米監督の『台風クラブ』が唯一匹敵しますが)
「ここに宣戦布告を宣言する。自由か死だ。我らが旗を掲げよう!!」
子供たちが自分たちに厳罰を科す学校に対して小さな「革命」を起こします。この映画は1933年のフランス映画なんですが、当時「反体制的な映画」であるという烙印を押されて、公開中止になったんですよ。それでも今に至るまで「名作」と語り継がれていることが、この作品の凄さを物語っています。
大人たちに悠然と立ち向かう子供たちの姿に不思議な力をもらえる映画です。有名な羽毛が舞う中での子供たちの行進シーンは何度見ても最高です。
おわりに
いかがだったでしょうか。見ていない作品があったら、ぜひぜひご覧になってみてください。
また今回の当ブログ管理人の作品チョイスに共感した!!や私はこの映画に励まされた!!といった声を聞かせていただけると嬉しいですね。
私もまだまだ見れていない映画ばかりですので、皆さんが辛い時に見る映画を聞かせていただければと思います。
今回も読んでくださった方ありがとうございました。
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