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目次
はじめに
みなさんこんにちは。ナガと申します。
今回は映画『バンブルビー』についてお話していこうと思います。
本記事は作品のネタバレになるような内容を含む感想・解説記事となっております。
作品を未鑑賞の方はお気をつけください。
良かったら最後までお付き合いください。
『バンブルビー』
あらすじ
本作の舞台は、シリーズ1作目の主人公サムとバンブルビーが出会う以前の1980年代(1985年頃)となっております。
惑星サイバトロンでは、オールスパークを巡って「オートボット」と反乱軍「ディセプティコン」のによる激しい戦いが繰り広げられていた。
オプティマス・プライムは、オートボットの壊滅を防ぐために、バンブルビーを地球へと逃がし、そこで再起を図ろうと計画する。
父親を亡くした悲しみから立ち直れずにいる孤独な少女チャーリー。
そんな彼女が18歳の誕生日に知り合いの経営する小さな廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つける。
誕生日プレゼントとしてその車を譲り受けた彼女。すると突然、その車が人型の生命体へと変形する。
驚くチャーリーを前に逃げ惑う生命体は、記憶と声を失って何かに怯えていた。
チャーリーは生命体をバンブルビーと名づけ、匿うことにする。
しかし、オートボットの勢力は追い詰められており、追っ手が2人の下へと迫っていた・・・。
スタッフ&海外での評価は?
- 監督:トラビス・ナイト
- 脚本:クリスティーナ・ホドソン&ケリー・フレモン・クレイグ
「トランスフォーマー」シリーズと言えば、やはり「1つの映画にどれだけ火薬を使うか?」に只ならぬこだわりを見せるマイケル・ベイ監督ですよね。
これまでの5作品の映画について基本的には、監督は変わっておらず、一貫してマイケル・ベイが監督を務めてきました。
まあいわゆる、その手の粗を気にし始めたら楽しめない系のシリーズだったということですね。
北米大手批評家レビューサイト「Rotten Tomatoes」を見ても、その評価的な面での苦戦は顕著です。
- 『トランスフォーマー』:57%
- 『トランスフォーマー リベンジ』:19%
- 『トランスフォーマー ダークサイドムーン』:35%
- 『トランスフォーマー ロストエイジ』:18%
- 『トランスフォーマー 最後の騎士王』:15%
そして今回の映画『バンブルビー』の監督を務めたのは、トラビス・ナイト監督となっております。
彼のフィルモグラフィを見てみますと、2017年に日本でも公開された『クボ 2本の絃の秘密』の監督を務め、アカデミー賞長編アニメ部門にもノミネートされているんですね。
この映画は非常に良く出来ておりました!!アニメ造形もそうですが、ストーリーラインも非常に良く出来ていて、素直におすすめできるアニメーション映画となっております。
また、脚本には本作の原案も担当しているクリスティーナ・ホドソンと、『スウィート17モンスター』というヘイリー・スタインフェルド主演作で監督・脚本を担当したケリー・フレモン・クレイグも参加しています。
そしてこのようにメインスタッフが一新された結果どうなったのかという点ですよね。
それがこうなりました。
- 批評家支持率:93%
- オーディエンス支持率:77%
この数値が最初に発表されたとき、映画『トランスフォーマー』ファンの方々からも、こんなに高く評価されるのは、もはや『トランスフォーマー』じゃない・・・なんて声まで挙がっていたほどでした。
ここまで、批評家から相手にされなかったシリーズでこの数値。そりゃ期待値は嫌でも上がりますよね!
キャスト
- ヘイリー・スタインフェルド:チャーリー・ワトソン
- ジョン・シナ:バーンズ
- ホルヘ・レンデボルグ・Jr.:ギレルモ・“メモ”・グティエレス
- ジェイソン・ドラッカー:オーティス・ワトソン
- パメラ・アドロン:サリー
主演を務めるのは、女優としてもポップシンガーとしても活躍しているヘイリー・スタインフェルドですね。
彼女は14歳の頃に出演した映画『トゥルー・グリット』にて、何とアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるというとんでもなく鮮烈なデビューを果たしています。
その後、『ピッチパーフェクト2』にて見事な歌声を披露し、ポップシンガーとしても活躍するようになりました。
まさに今注目のハリウッド女優の1人であることは間違いありません。
また、『バンブルビー』にてバンブルビーを追う男バーンズを演じるのは、映画『ザ・ウォール』などでも知られるジョン・シナとなっています。
他にも昨日公開された映画『アリータ バトルエンジェル』にも出演していたホルヘ・レンデボルグ・Jr.をはじめとした若いキャスト陣が多数参加しています。
より詳しい作品情報を知りたい方は劇場でご覧ください!!
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『バンブルビー』感想・解説(ネタバレあり)
これまでのトランスフォーマーを見ておかなくとも大丈夫
先ほども申し上げましたが、『トランスフォーマー』シリーズって『X-MEN』シリーズと並んで、「時系列を深く考えると負け」なタイプのシリーズなんですよ(笑)
既に公開されていた5作品の中でも整合性が取れていない部分は多々見られ、シリーズのファンも「そういうもの」として受け入れていた部分が多分にありました。
今回の『バンブルビー』は、名目上はシリーズの前日譚ということにはなっていますが、映画『トランスフォーマー』以降のシリーズを見てもしっかりと連結しているようには見えません。
監督も今回の『バンブルビー』については、マイケルベイ監督が既に作り上げている5つの映画を意識して作っていることは明かしていましたが、あくまでも「スピンオフ」「リブート」的な位置づけだとしています。
全くその通りです。
今回の映画を見るに当たって映画『トランスフォーマー』シリーズを予習しておく必要はありません。
1本の映画としてしっかりと完結していますし、本作の物語を理解するために必要な情報の大半は劇中で説明してくれているので、問題ありません。
当ブログ管理人も一応映画『トランスフォーマー』シリーズは見てきてはいますが、そんなに思い入れもないので、かなり記憶が抜け落ちている状態です。
それでも何の問題もなく楽しめましたし、理解できないと感じたところもありませんでした。
シリーズものの映画を見る時って、どうしてもこれまでの作品を見ておかないとダメなのかな・・・と尻込みしてしまいがちなんですが、『バンブルビー』に関しては思い切って劇場に足を運んでみてください。
吹き替え版の正直な感想
- 土屋太鳳:チャーリー
- 志尊淳:メモ
- 木村良平:バンブルビー
- 悠木碧:シャッター
- 濱野大輝:ドロップキック
- 土屋神葉:トリップ
まず主人公のチャーリーを演じた土屋太鳳さんですよね。
個人的には好きな女優ですし、今回は土屋さんが声優を担当しているというのも吹き替え版を見に行く選択をした要因でもありました。
彼女が洋画吹き替えに挑戦するのは、『フェリシーと夢のトウシューズ』以来2回目となります。
そして率直な感想なんですが、土屋太鳳さんって実写映画に出演した際の演技はすごく上手い方なんです。これは当ブログ管理人も断言しておきます。
しかし、吹き替えは彼女自身が分析されているように「洋画アフレコの日本語には、独特の空気感やリズム感がある」んですね。
個人的に声優として、本職でない俳優を起用するメリットは、声優ベースではないボイスアクトが作品の中に化学反応を引き起こしてくれることだと思っています。
つまり俳優としての発声の仕方や、実写映画ベースの演技が、他の本職の声優陣に影響を与えて、それが作品に声優だけでは生み出すことができない独特の深みをもたらしてくれることが多分にあるということです。
ただ、土屋太鳳さんって声優を務める時に、本職の声優に寄せないといけないという意識が強すぎるのか、なぜか「劣化版本職声優」みたいなボイスアクトになってしまっている印象を受けます。
変に声を作ろうとしたり、セリフを上手く読んでやろうと意識するのではなく、もっと実写映画に出演している時の様な自然な振る舞いで臨めば、結果を出せると思うんですが・・・。
今回の『バンブルビー』については、やはりもっと改善が必要かなと感じさせられる出来栄えではありました。
対照的に当ブログ管理人が本職でない俳優の声優起用に求めているものをきちんと体現してくれていたのが、メモ役の志尊淳さんですよ。
彼は、声優だからといって気負った雰囲気を出さず、あくまでもナチュラルなノリで演じていて、それが作品に良い化学反応をもたらしています。
脱力感があり、少し舌足らずな印象も与えるんですが、それがメモというキャラクターの雰囲気にはぴったりと合っていますし、良い意味で演技をしてる感がないので素晴らしかったですね。
あとは、やっぱり木村良平さんの演じるバンブルビーと悠木碧さんの演じるシャッターは熱いですよね。
特に悠木碧さんは『トランスフォーマー』シリーズの大ファンを公言されている方なので、今回の起用には、胸が熱くなります。
インタビューでも以下のように語っておられます。
「私は今まで、バンブルビーに沢山の幸せを貰ってきました。今回シャッター役のお話を頂いた時、お芝居で少しでも恩返しが出来たらどんなに素敵だろう! と思いました。とはいえシャッター姉さんはディセプティコンなので、勿論ビーを嬲(なぶ)り、多くを破壊して大暴れします。愛情をパワーへと変えて、冷徹無慈悲に蹂躙させて頂きました!」
大満足とまではいきませんでしたが、『バンブルビー』の吹き替え版は十分に見る価値のあるものだと思っております。
特に志尊淳さんのファンの方はぜひぜひ彼のボイスアクトを堪能して来てください!!
80年代へのオマージュに満ちた映画
映画『バンブルビー』は、『トランスフォーマー』シリーズの前日譚に当たる物語になるということで、舞台を1980年代に移しています。
そのため80年代を想起させる映画や音楽が数多く登場し、ノスタルジックな作風に仕上がっています。
本作を見た多くの人が連想するであろう作品は、やはり『E.T.』でしょうね
スティーブン・スピルバーグ監督が撮影した名作SFアドベンチャームービーですが、エリオットとE.T.の関係性はそのままチャーリーとバンブルビーの関係性に置き換えられています。
地球とは異なる星からやって来た存在であるバンブルビーは地球では、常に誰かに追われており、そして家族同然とも言える存在であるオートボットたちに再会することを望んでいます。
他にもヘイリー・スタインフェルド演じる主人公のチャーリーの描写なんかはジョン・フューズ監督の映画を想起させるものだったように思います。
70年代の形式ばったティーンエイジャームービーの風潮を打破し、等身大の若者たちの悩みや葛藤、成長、恋愛などを切り取った彼の革新的な作品たち。
トラビス・ナイト監督自身もそうですが、今ハリウッド映画界で活躍している映画人たちには、80年代の名作たちを自分が10代の頃に見てきた人がたくさんいます。
だからこそ自分が身近な存在として大切にしてきた80年代の映画のノスタルジーを自分の作品にもオマージュとして込めたくなるんだと思います。
最近の映画を見ていても80年代のジュブナイルの空気感を孕んだ『IT』のリメイク版が公開されたり、同じくジョンヒューズ監督の影響を多分に受けた『ジュマンジ2 ウェルカムトゥジャングル』が公開されたりしています。
また、『デッドプール』のティム・ミラー監督や、80年代に自身も『E.T.』を作り上げたスティーブン・スピルバーグ監督の『レディープレイヤー1』でもジョンヒューズ監督作品への言及があります。
他にも『バンブルビー』で主人公のチャーリーが住んでいる街を『ロストボーイ』の舞台になった街に似せているという指摘ができるでしょうか。
海辺に遊園地があるという描写は、明らかにこの映画へのオマージュだと思われます。
それ故に『バンブルビー』はトラビス・ナイト監督からの80年代へのラブレターの様な映画になっていたんでしょうね。
オマージュは映画だけに留まらず、80年代を彩った音楽たちにも及んでいます。
『デッドプール2』なんかでも同じく見られたA-Haの『Take on me』は今作でも使われていました。
当時の音楽を用いて、バンブルビーにコミュニケーションを取らせるという試みが何ともユニークで面白かったのですが、その中でも80年代の音楽が多く使われました。
ボン・ジョヴィ、デュラン・デュラン、ザ・スミスなどなど数々のアーティストの名曲が登場しました。
ちなみに監督のトラビス・ナイトは、特に作中でもキーとなったザ・スミスの音楽が気に入っていて、冒頭の歯磨きをしながら、彼らの曲を聴いて、エアドラムに興じる描写は自分がかつてやっていたことなんだと話しています。
80年代に青春を経験し、その年代の映画や音楽に思い入れが強い監督だからこそ作れたノスタルジーなロボットアクション映画に仕上がっていたと思います。
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親離れと成人のイニシエーションを描いたティーン映画
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映画『バンブルビー』においてヘイリー・スタインフェルド演じる主人公のチャーリーは、18歳の誕生日を迎えます。
アメリカにおいて18歳になるということは成人年齢に達するということを意味しています。
この事実を押さえておくと、本作が主人公の「成人」を1つのテーマとしていることが伺えます。
本作の舞台は1980年代だったわけですが、この当時の価値観として今と大きく異なるのが、「車を持つこと=一人前になること」だと考えられていた点ですね。
アメリカは世界有数の車社会として知られていましたから、そういう価値観が根付いていたことに関しては何の疑問もありません。近年はどんどんとそんな意識も変容しているようです。
『バンブルビー』において、主人公のチャーリーはしきりに車を欲しがり、買ってもらえないと分かると、自ら部品をかき集めてでも自分の車を手に入れようとします。
これは、彼女が早く一人前になりたいと考えていることの表れでもあることが、当時のアメリカ社会における車の位置づけから分かります。
ただ「車」がそれだけを意味するものではないことが作品の中盤で明かされます。
「この車を修理出来たら、私の声がパパに届くような気がする。」
チャーリーはバンブルビーにこう語りかけています。
つまりどういうことなのかと言いますと、彼女は父の死を未だに受け止めて切れていないのであり、車を直すことができたなら、その暁には父の死を受け入れて前に進めるような気がすると考えているのでしょう。
しかし、そんな彼女の心の内の迷いの写し鏡であるかのように車が完成することはありません。
では、フォルクスワーゲンの黄色いビートルとして彼女の前に現れたバンブルビーという存在は何を意味していたのでしょうか?
私は、チャーリーがバンブルビーに感じていたのは友情というよりも、父性に近いものなのではないかと考えております。
車とは通常、運転する人がいて初めて成立するマシーンであるわけですが、バンブルビーについては運転する人がいなくとも成立してしまうマシーンです。
このコンテクストがチャーリーが、車を持ったからと言ってまだ「一人前」ではないことを表しているようにも感じられます。
また、チャーリーが血の繋がらない父親と弟がいる家庭で疎外感を感じ、そこで感じられなかった愛情をバンブルビーとの関わりの中で感じられるようになっていく過程も重要です。
彼女のガレージの中には、父親と彼女のツーショットの写真が冒頭からラストまで一貫しておかれていましたが、作品の中盤以降、その写真の横にバンブルビーと彼女の写真が置かれるようになっています。
これはまさしく彼女にとって、父親とバンブルビーの存在が重なりつつあることを表しているでしょう。
では、この文脈を頭に入れた上で、ラストのチャーリーとバンブルビーの別れのシーンに目を移してみましょう。
彼女はもう一緒に入られないし、バンブルビーも自分の家族の下に帰るべきだとして別れを告げるわけですが、この別れは一体何を意味していたのでしょうか?
1つには、彼女が「半人前」の期間を終え、ようやく一人前になれたことを示唆していると言えるでしょう。
ポストクレジットのシーンで、彼女があの車を修理して、橋の上を疾走しているシーンからも明らかです。
もう1つは、彼女が父親の存在を重ねていたバンブルビーと分かれるという「親離れ」を決断したことが伺えます。
父親を亡くし、その死を受け入れられず、新しい家族にも馴染めずにいた彼女が、ようやく自分の父親の死を受け入れることができたことが分かります。
この2つの意味がバンブルビーとの別れには付与されており、物語全体で見ると、本作はチャーリーが18歳になり、そして「成人」するまでのイニシエーションを描いていたという見方ができるのです。
ただ、この映画は父親の存在やバンブルビーの存在を忘れて前に進めばよいということを主題にしているわけではありません。
『バンブルビー』という映画は、先ほども書きましたが、80年代の音楽を至るところにあしらっています。
しかし、そのエンドロールで用いられる曲は主人公を演じてるヘイリー・スタインフェルドが歌う楽曲なんですよ。
オマージュからオリジナルへの移行が「成人」の家庭を表現する物語に重なることは言うまでもないですよね。
ただ、それ以上に注目してほしいのがこの楽曲そのものについてです。
実はこの映画のエンドロールで使われたのは、『Back to Life | 80s Remix』なんですよ。
「親離れ」とは、その庇護下から離れることではありますが、心では繋がっているということをこの映画は言いたかったのかなと思うんです。
それは、この『バンブルビー』という作品がオリジナル映画でありながら80年代の影響を色濃く受け継いでいることや、主人公を演じたヘイリー・スタインフェルドがオリジナル曲を80年アレンジで歌うのと同様です。
自分自身の生き方を選択するとしても、そこには必ず誰かの生き方や、誰かの思い、誰かの言葉が知らず知らずの内に影響しているんですよ。
だからこそ、父の存在も、そしてバンブルビーの存在も重要で、「成人」し一人前になっても、彼女はこれからも彼らと共に生きていくんだということが伺えます。
ポストクレジットの、彼女が父親の存在とそしてバンブルビーの存在を感じさせるあの車でドライブをしているシーンは、まさしく2人の存在を背負って前に進んでいく「一人前」のチャーリーの姿なのでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は映画『バンブルビー』についてお話してきました。
しかし、『バンブルビー』という作品はただ「懐かしい」だけで終わってないのが素晴らしいと思うんです。
人が懐かしいという感情を感じること、そしてその懐かしさの対象が今の自分を支えてくれているんだというところにまで言及していて、監督が80年代の映画や音楽へのオマージュを込めること自体が主題性に寄与しています。
マイケル・ベイ監督と言えば爆発、爆発と言えばマイケル・ベイ監督と言っても過言ではないほどにこのシリーズの名物となった爆発。
ただ今作は、ティーン映画としての意味合いも強いので、戦闘シーンが他の『トランスフォーマー』シリーズと比べても多くありません。
忘れた頃に爆破シーンはやって来るんだぜ!!ってな感じでめちゃくちゃ笑ってました。
今回も読んでくださった方ありがとうございました。
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