目次
はじめに
みなさんこんにちは。病み上がりのナガです。
今回はですね映画ではなくですね、アニメ主体の記事になります。
記事の都合上『天元突破グレンラガン』というアニメ作品の一部ネタバレになるような内容を含みます。ご了承ください。
良かったら最後までお付き合いください。
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一人暮らし×風邪で身動き取れない=地獄
一人暮らしをしたことがある人であれば、誰でも共感していただけると思うんですが、めちゃくちゃに辛いんです。何が辛いのかと言いますと、もちろん風邪の症状そのものもそうなんですが、誰もいない部屋で熱が下がるまで一人で安静にしておかなければならないことなんですね。
普段は何とも思わずに部屋で一人で過ごせていても、風邪や熱を発症している時ってどうしても精神的に弱気になったり、ネガティブになったりしてしまうんですよね。ただ、ウイルスを移したりしてはいけないですから友人なんかに家に来てもらうわけにもいきません。
つまり圧倒的孤独なんです!!
だからといって外出して気を紛らわせる体力もありません。誰かと電話しようにも喉が痛すぎてそういうわけにもいかない。こうなってくると一人暮らしをしているその空間は、もはや現実世界と隔離されているのではないかとさえ思えてきます。
そういう憂鬱な気分を感じないためにとりあえず寝てしまおうと努力はしてみるのですが、風邪の時って大抵一日中寝てたりしますから、最終的には眠くもなくなってくるんです。
じゃあ何か食べて、気分を乗せようと思っても食欲が無さすぎて胃が受け付けません。何か食べやすいもの・・・ゼリー?おかゆ?果物?一人暮らしの家にそんなものは基本的にございません。そしてそれを買ってきてくれる人もいません。しかし、自分で買いに行くのはしんどいですよね。
では、お風呂に入ろうか?となるわけですが、熱が高い時にお風呂に入るなんておそらく身体に毒ですからできません。
纏めると一人暮らしの風邪(+熱)は精神的にかなりきついんですよね。圧倒的な孤独感、精神的に追い込まれるも、食事や入浴といった癒しが許されず、さらには寝ることすらもままならないというまさに「生き地獄」なのです。
ネガティブさが行き過ぎると、このままここで死んでも誰も気がつかねえんじゃねえか?という類の恐ろしい発想に至ってしまうわけです。
というのも仮にもう自力で病院に行けないくらいヤバい状態になったとしても、誰も助けには来てくれないんですよ・・・。
一人暮らしをしたことがある人ならば、この絶望感を一度や二度味わったことがあると思うんです。
そんな時の救世主は・・・?
食欲ねぇ♪
入浴ねぇ♪
ベッドでそれほど眠たくねぇ♪
友達ねぇ♪
部屋きたねぇ♪
熱で~頭はぐ~るぐる♪
そんな時にこそ活躍するのが映画やアニメなんですよね。ベッドで横になったまま見ることができます。ただ、映画は2時間尺ですから続けてみるにはちょっと辛かったりします。1つの画面を続けてみているとつい集中してしまって熱が余計に上がってしまったりします。
また作品のチョイスがすごく大切なんですよね。辛い気持ちになるような作品を見ていると余計に自分のネガティブな感情に拍車をかけてしまったりします。
例えば、好きな作品ですけども風邪で気分が落ち込んでいるときに『グリーンマイル』とか絶対に見たくないです(笑)。
あといわゆる「飯テロ」になるような作品も避けた方が良いと個人的には思います。というのも普通の空腹時であれば、飯テロを食らっても食べれば済む話ですが、風邪で寝込んでいるときは食べられませんからね。まさに「生き地獄」そのものですよ。
例えば、風邪の時に映画『シェフ』なんかは見たくないですね。発狂しそうです。
アニメであれば、『幸福グラフィティ』のような作品はきついですね。
「何で自分が風邪で飯も食えない有り様なのに、そんなエロい顔して飯食ってんだ!!」と普段ならニヤニヤしながら見てしまうような女の子の描写にもイライラしてしまうと思います。
あと寒そうな映画も避けたいところですよね。部屋で暖かくして安静にしておきたいときに映像自体が寒そうな映画というのは避けたいところです。
例えば、自分は大好きな作品ですが『レヴェナント』とか絶対に風邪の時は見たくないですね。部屋で布団に入っていても凍えそうです。
あと男性の方で、”元気に”の意味をはき違えてアダルトビデオ見れば良いんじゃね?という発想に至って風邪をひいているにもかかわらず見ようとする方がいるかもしれません。
正直そんなに”元気に”はなりませんでした。(当ブログ管理人調べ)
で、いろいろと考えて個人的には以下の条件にあてはまる映像作品が一人暮らし民の風邪(+熱)の時には適しているのではないかと思いました。
・短めの映画または1話30分程度のアニメ
・明るく前向きになれる作品
・見た後に温かい気持ちになれる作品
3つとも当たり前のことではあるんですが、やはり風邪の時にこういう条件にあてはまる作品を見ると、部屋で一人でいたとしてもすごく勇気づけられて、精神的に上向きになれると思うんです。
そこでおすすめしたいのが・・・
そこでこの3つの条件にこの上なく当てはまるアニメを今回はおすすめさせていただこうと思います。私も今回風邪と熱で寝込みまして、これを見て勇気づけられました。
・短めの映画または1話30分程度のアニメ
→30分弱のアニメの1話分
→前向きというか天を向け!!
→温かい?身体中の血液が沸騰するぜ!!
ということで先ほど挙げた3つの条件を完璧いや過剰なくらいに満たしています。
それが『天元突破グレンラガン』の第11話「シモン、手をどけて。」です。
©GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KONAMI・テレビ東京・電通
この第11話がどういう立ち位置にある作品かというのを説明するためにそれまでのあらすじを簡単にではありますが、説明させていただきます。
地下で暮らしていた主人公シモンと彼が「アニキ」と慕うカミナのところに巨大ロボットとヨーコという少女が落ちてきます。シモンはカミナとヨーコと共にロボットに乗り込み地上へと飛び出します。旅の中で徐々に仲間が増え、いつしか大きな軍団になり「大グレン団」と名乗るようになります。そんな大グレン団は初めての強敵に直面します。その決戦を翌日に控えた夜にシモンはカミナとヨーコの逢瀬を目撃してしまいます。ヨーコに思いを寄せていたシモンは酷く動揺し、翌日の決戦に際してもミスを連発します。カミナの必死の働きと、シモンへの激励が幸いして大グレン団は何とかその戦いに勝利しますが、カミナは戦いの傷で命を落としてしまうのでした。
ここからシモンは自分が不甲斐ないためにカミナが命を落としたんだと自責の念に駆られ、戦うことすらしなくなってしまいます。またアニキがいないと何もできないと卑屈になって、大グレン団のメンバーの輪からも外れていきます。そんな中で再び強敵に直面して、シモンが立ち直る!というのがこの第11話なわけです。
どうです?これ風邪をひいて寝込んでいた人間が復活するみたいな話じゃないです?(違う)
これで元気が出ないわけないでしょう?とは言っても、具体的にどこがどう熱いのかがこの文面だけではちっとも伝わらないので、いくつか印象的なセリフやシーンを紹介していきますね。
男性必見可愛い女の子たち
当ブログ管理人が男なので、どうしても男目線の無いようにはなってしまうのですが、それにしてもかわゆいですね。
特に印象的なのがニアというキャラクターなんですね。彼女はすっかり自信を失って孤立しているシモンに寄り添って何とか立ち直らせようと励ましています。そして、敵が船に乗り込んできて、彼女は連れ去られてしまうのですが、その去り際にシモンに彼女が言った一言が印象的です。
©GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KONAMI・テレビ東京・電通
「シモン、シモンはアニキじゃない。シモンはシモンでいいと思います。」
このセリフは必死に「アニキ」の代わりになろうとしていたシモンへの何よりの救いの言葉になったわけですが、風邪で苦しむ自分にも救いの言葉になりました。
「あなたはあなたでいいのよ。自分なりのペースで頑張って。」と励まされているような気分になります。可愛い女の子が言ってくれていますから喜びも格段に大きいです。
カミナがシモンを信じた理由に勇気をもらえる!!
カミナという人物は自信家で、前に突き進んでいくキャラクターで、一見シモンのような人物になど見向きもしないように思えるのですが、実は彼はシモン無しではダメだったんです。
カミナが前に進む事ができたのは、他でもないシモンのおかげだったんです。
「いつも俺を救ってくれたのはあいつだ。最後まであきらめなかったのはあいつだ。自身は無かった。間違った方向に来てると思って、焦った。正直強がりだった。みんな諦めて穴を掘るのを止めた。俺にはそれ以上どうすることもできなかった。でもシモンは黙々と掘り続けた。俺の強がりを支えてくれた。最後の大岩を砕いたのはたまたまだ。」
©GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KONAMI・テレビ東京・電通
「運が良かったんだ。でも俺は最後の運とそれを導き出してくれたシモンを信じる。弱気になりそうな時、自身が無くなりそうになった時、あの日コツコツと掘っていたシモンの背中を思い出す。あの背中に笑われねえ男になる。そう思ってる。」
この『天元突破グレンラガン』屈指の名言はこの第11話に登場します。風邪で寝込んで、絶望的に落ち込んでいても、穴を掘るシモンの背中を見たら、「まだまだあきらめちゃいけねえな!!」と生きる希望をもらえます。
これくらいでへこたれてちゃ駄目だなと思わせてくれる。自分に勇気と自信を与えてくれるワンシーンだと思います。
熱い!!熱すぎるシモンの復活シーン!!
もうこれは『天元突破グレンラガン』ナンバー1の名シーンと言っても過言ではないと思います。
連れ去られる間際のニアの言葉に励まされ、敵の地下牢に閉じ込められながらも、ドリルで必死に地上を目指し脱出に成功します。
シモンはラガン(ロボット)に乗り込んで、連れ去られたニアの救出に向かい、そしてそのまま大グレン団の戦艦の奪還へと向かうんですね。
そこで作中屈指の名シーンとなるあの口上のシーンが登場するわけです。
©GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KONAMI・テレビ東京・電通
「アニキは死んだ!もういない!
だけど俺の背中に、この胸に一つになって生き続ける!
穴を掘るなら天を突く!
墓穴掘っても掘り抜けて突き抜けたなら
俺の勝ち!
俺を誰だと思っている
俺はシモンだ!カミナのアニキじゃない
俺は俺だ!穴掘りシモンだ!!」
もうですね。体中の血液が沸騰して体温が沸騰します!!(ダメじゃん笑)
このシーンを見ただけでもう風邪に打ち勝ったような気になれますね。
支えてくれる仲間がいるって大切!!
一人で部屋にいて、風邪で寝込んでいるとどうしても孤独感に打ちひしがれてしまいます。友人に会いに来てもらうわけにもいきません。自分は一人でこのまま死んでいくんだ・・・という絶望感すら覚えます。
ラストシーンでそんな自信を取り戻したシモンを大グレン団の仲間たちは温かく迎え入れます。
©GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KONAMI・テレビ東京・電通
このシーンを見ていると、今は部屋で一人だけど、自分には友人がいて、家族がいて・・・。自分も一人じゃないんだ!!ということを再確認できます。孤独感を紛らわせる事ができますね。
おわりに
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
一人暮らしのみなさん、風邪で寝込んでしまった時、どのように過ごされますか?
風邪で寝込んで、何もする気力が無い時に映画やアニメが思いがけず精神的な支えになってくれることってあると思うんです。
今回私は風邪で数日自宅に籠っておりましたが、その間の精神的な支柱になったのは、この『天元突破グレンラガン』の第11話でした。
「俺を誰だと思っていやがる!!」精神で何とか風邪に打ち勝つ事ができました。
ぜひ皆さんも、特に一人暮らしをされている方は、『天元突破グレンラガン』試してみてください。
血が沸騰して体温カンスト間違いなしです!!(だからダメじゃん笑)
他にも皆さまの方から、こんな作品がおすすめですよ!!というアニメや映画があれば、コメント欄等で教えていただけると嬉しいです。
最後に今回の記事のまとめを書いて締めくくろうと思います。
一人暮らし民が風邪で寝込んだ時に一番精神的な支えになるのは、看病してくれる彼女(彼氏)です!!
ということで僕にください!!
「風邪で固形物は食べにくいかなぁ?と思ったから・・・」なんて言って、泥水を差し出されたとしても、喜々として啜ってやる覚悟です!!(笑)
今回も読んでくださった方ありがとうございました。
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